落語ブームといわれて久しい。テレビドラマにほぼ初めて採用された2005年、そして朝ドラが落語を扱った2007年以降、今まで落語を知らなかった30代40代の人々のかなりの数落語というものに触れた。そしてその何割、いや何パーセントの人たちが落語をちょっとだけメジャーにした。それから15年、曲がりなりにも伝統芸能のカテゴリの中ではさしずめ優良企業という位置づけになり、若い入門志願者もひっきりなしである。
それから遅れること10年。一人の若者が重い扉をこじ開けて、その隙間から今まで日陰にいた人々が世の中の脚光を浴び始めた。「講談」が認知され、弟子入り志願者が増えた。
そして今やっと、やっと浪曲の番となる。唯一一般人に認知された広沢虎造ですら知らない若者が99%の中、浪曲なんて年寄りの趣味と思っていた人達の認識を変えさせたこの男。
古典だけにとどまらず、新作浪曲を手掛け、男はつらいよのすべての作品を浪曲に仕立て直すマルチな才能を持つ男。今度は浪曲の番。そう思い続けて、2年。3回目の独演会は、この先の方向を決める重要な一歩になりそうな、そのターニングポイントに持ってきたネタ。
「天保水滸伝~平手造酒の最期~」もちろん例のアレも、やります。お越し、お待ち申し上げております。
令和2年 7月12日(日)14:00開演 (13:30開場)
玉川太福 岐阜独演會 その三
岐阜市文化センター4F和室
出演 玉川太福 曲師 玉川みね子
木戸銭 全席自由 ¥3,000 (前売、当日とも)
チケット専用 mugeplan29@au.com 09041533562
MUGEプランニングまで、
発売日は、4/1(水)AM9:00より。
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